いよいよ、World Mobile Congress 2009が始まりました。
これからの1週間は、世界のモバイル業界が超スピードで動きます。発表されるニュースに一つ一つコメントを書いているととても間に合いません。また、単純に情報を追うだけなら、EngadgetやTechCrunchの方が更新も早いし、それがあれば十分。
なので、ウチでは膨大なニュースの中から、主にサービス面に注目して、気になる情報をピックアップしていきたいと思います。
とりあえず、Microsoft、Nokia両陣営のアプリケーションストアが正式に発表されたので、それについて。
Microsoft Introduces the Application Market Place
Windows Mobile対応のアプリケーションストアが、今年の第4四半期にリリース予定のWindows Mobile 6.5に標準装備されるとのこと。それ以上の細かな情報は、今のところ確認できていません。
Windows Mobileに関しては、HTCからなかなか魅力的な端末(これとかこれ)が発表されているので、 結構期待です。
そして、Nokiaからも、ストアに関する正式な発表がありました。
Nokia Unveils Ovi Store, Application Sales To Debut In May
こちらはかなり情報が出ています。ポイントは
- サービス名称はOvi Store
- S60及びSeries 40の端末が対象(数千万人規模の市場)
- 配信手数料は30%(AppleのApp-Storeと同率)
- ”Social Discovery”というソーシャルお勧め機能のようなものを実装
配信手数料はAppleと同率に設定してきましたね。まぁ、App-Storeがこれだけ普及してしまった今となっては、それ以上の割合に設定はできないでしょうから、30%というのは実質的な上限になった感じですね。
Ovi Storeで一番気になるのは、最後のSocial Discoveryなる機能です。
説明を読む限りでは、ユーザーがアクセスしている地域や時間帯などから、ユーザーの好みや生活パターンを分類し、自分と似たようなユーザーがどんなアプリを落としているかに基づいたお勧めをしてくれるというもののようです。
日本ではあまり実感を持ちづらいのですが、海外(特にアメリカ)では、もはやソーシャルという要素は必須になっています。個人的にはなんでもかんでもソーシャルにすれば良いってもんじゃないだろうという思いがあったりもするのですが、とにかく「User to User」という情報の流れを整備しないと、サービスが成功しづらいようです。
そして、自分が今一番注目しているPalm Preでも動きがありました。
IT系の出版ではかなり大御所であるO’Reillyから、WebOS上でのアプリ開発に関する本が出るとのこと。これで、Palm-Preが実際に世に出るまでの間に、色々な開発者がアプリ制作を始めるでしょう。
実質的なストア機能のリリースについては、9月頃という説が有力のようですが、正式なアナウンスはまだされていません。
以上、かなり雑でしたが、アプリサービス系の発表をかいつまんで まとめてみました。
昨年のApp-Storeのローンチに始まり、今年中には、Windows Mobile、Android、BlackBery、WebOS、Nokia (Symbian)と、主立ったプラットフォームの全てでストア機能が提供されることになります。 今年はモバイルアプリ開発という分野にとって、まさに激動の1年になりそうです。
こうなると、現在の家庭用ゲーム機と同様、マルチプラットフォームという戦略が非常に重要になってくるわけですが、そこに目を付けた面白い試みもあるようですね。
Windows Mobile、Android、iPhoneでiアプリを——アプリックスがアプリ自動変換技術
日本のケータイ向けに作られたアプリをiPhoneなどタッチパネル前提のデバイスに移植するのは、人力でやっても色々と工夫が必要になるのに、自動変換とやらでどこまでできるのかかなり疑問ではありますが、そこは恐らく画面にボタンを表示するなどして切り抜けるのかなと(JailbreakされたiPhoneで動くNESエミュレーターみたいな形)。
ただ、着眼点は非常に面白いと思いますし、この動きには要注目だと思います。
いやぁ、それにしても面白くなってきましたよ!

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