多少なりとも外国の言葉を習った人ならば、国・文化によって語彙に大きな違いがあることは知っていることと思う。

一つの言語に存在する言葉が、他の言語には存在しないということは良くあることだ。最近有名になったものでは、「モッタイナイ」という言葉がある。これも、日本語にしか存在しない(と言われている)言葉だ。

そんな、「言葉の違い」に関して、ちょっと面白いと思ったものを一つ紹介したい。それは、「好き」という言葉にまつわる話。

日本語では、「恋」と「愛」と二つの言葉があり、日本文化で育った者であれば、その違いは感覚的に理解できることだろう。しかし、例えばフランス語には、「恋」に値する言葉がない。愛も恋も、「amour(アムール)」という一つの言葉で表し、ニュアンス的には圧倒的に「愛」に近い。

また、日本語では 「愛している」と「好き」は明確に使い分けられる言葉だが、フランス語ではそのどちらにも「aimer(エメ)」という言葉を用いる。日本語なら、「音楽を愛している」と「音楽が好き」は全く違うニュアンスだが、フランス語ではどちらとも「j’aime la musique(ジェム・ラ・ミュズィック)」になってしまう。

ちなみに、その違いをどうやって認識するかというと、その言葉が使われた時の文脈で判断するのである。この言葉に限らず、フランス語では、会話全体から、それぞれの単語を意味付ける傾向がある。そのため、文章全体を読まないと、大きな勘違いをすることがある。ここら辺の話は、Life is beautifulさんの「日本語とオブジェクト指向」というエントリを読むと、より面白いかもしれない。

ちょっと話が逸れたが、また「好き」という言葉に話題を戻そう。

先ほどフランス語について触れたが、その隣国スペインでは、また違った言い回しがあって面白い。

フランス語では「好き」と「愛している」を区別しないのに対し、スペイン語では「愛する」は「amar(アマール)」、「好き」は「gustar(グスタール)」という風に、別の動詞を使う。

しかし、恋人同士の間で「愛している」といった言葉をかける際は、「te amo(テ・アモ)」よりもむしろ「te quiero(テ・キィエロ)」という言い回しを使う。この「te quiero」という言葉、直訳すると実は「あなたが欲しい」という意味だったりする。

「あなたが欲しい」なんていう言葉を、普段から何気なく使うあたり、さすが情熱の国スペインという感じである。

また、フランス語の「aimer」や英語の「love」と違い、日本語で「愛する」は、「愛」+「する」という 複合的な動詞である点も興味深い。韓流ドラマなどで耳にする「사랑해요 (サランヘヨ)」も、「愛」を意味する「사랑」と、「する」を意味する「해요 (한다の変化形)」の組み合わせで、日本語と全く同じ構成だったりする。

もう脈略も何もあったもんじゃないが、要は「言語ってのは面白いね」ってだけの話だ。

なんだか、何が言いたいのか良く分からないエントリになってしまった。久しぶりにキーボードで書いたのが災いしたか。

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