ヨーロッパでは、携帯電話普及の当初からSIMカードが使われており、同一の端末を異なるキャリアのネットワークで使える環境だった上に、日本でも去年始まったナンバーポータビリティー制度が早くから導入されたため、端末とキャリアが固定されている日本とは全く違う状況になっている。

MVNOに関して言えば、90年代後半の段階からすでにその動きが始まっていて、一番の成功例であるVirgin Mobileがイギリスで登場したのは1999年。

2003年には、欧州委員会がEU加盟国に対して、自国の電話市場における特定企業の独占状況を見直すよう通達を出し、その影響で、多くの国でそれまで不可能だったMVNO参入を可能にする法律が整備された。

それを機に、多種多様な企業がMVNOとして参入し、今では大手小売チェーンのカルフールといった企業からも、独自の料金プランのサービスが提供されている。

以上のような経緯から、欧州では、どの端末を使うかと、どのキャリアの料金プランを選ぶかは、ほぼ切り離されているため、自分が好きなデザインの端末を、自分の使い方に一番合った料金プランを提供するキャリアで使うという(例えば、905i端末を、AUの誰でも割で使うみたいな)日本では考えられないような自由度がある。

日本では、端末の根幹に関わる特許をキャリアが保有しているなど、色々と特殊な事情があるため、ヨーロッパのような状態になることはしばらくは無いと思うが、もしそのような状況になれば、ディズニーモバイルのような事例はもっと多く出てくることになるだろう。

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