ちょっと前のエントリで、携帯電話とNetobookの境目は無くなると思うと書きましたが、そのような動きが少しずつ出始めています。

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こちらのフランス語のニュース記事によると、 フランスで3Gサービスを展開しているSFR、Orange、Bouygues Telecomの3キャリアとも、携帯電話だけではなくNetbookも扱っているそうで、その価格も150ユーロとかなりの低価格。いずれの場合も、2年程度の加入が条件となりますが、使い放題で月額30ユーロ程度と、通信料も抑えめです。

ただ、確かに商品としてはNetbookという扱いになっていますが、実質的にネットワーク端末として機能しているのは、PCと一緒についてくるアダプタです。

要は、日本でE-Mobileが提供しているような3G対応のUSBアダプタを、Netbookマシンも一緒にして売っているという形です。これって、ヨドバシカメラなどでやっている、E-Mobileに加入するとNetbookが100円で買えるキャンペーンと殆ど一緒なんですよね。

しかし、SFRから提供されるNetbookはSIMカードを内蔵した形になっており(上の写真)、別途USBアダプタなどを取り付ける必要はありません。Netbookマシンそのものがネットワーク端末となっているわけです。

このSIMカードが内蔵されているというのは、見た目がスッキリするといった表面的なものよりも、特に意識することなくいつでもどこでもネットにつながれる端末であるという点が重要です。USBアダプタのようなものをいちいち取り付けることなく、マシンを開けばどこでもネットにつながれる、この違いが生む精神的効果はかなり大きい。

日本でも、先日ソニーが世に送り出したtype-Pに、DocomoのFOMAモジュール内蔵モデルが存在しますし、他にも3G通信モジュール内蔵のNetbookが少しずつ出回り始めています。

恐らく今年の夏〜秋頃には、携帯ショップで携帯電話に並んで、キャリアが提供する通信モジュール内蔵モデルのNetbookが販売されるようになるでしょう。

そして、携帯電話とNetbookが並んで販売されることで、両者の長所を兼ね備えたiPhoneやWindows-Mobileなどのスマートフォンも一気に注目を浴び、今のようなビジネスユーザーだけでなく、ごく一般的なユーザーからも指示を得るようになると思います。

そうなると、今年の暮れから来年の半ばくらいまでかけて、携帯用サービスの傾向が今とはガラッと違うものに変わっていくでしょう。いわゆる「公式サイト」なるものは本当にどうでもいい存在になっていき(モバイルコンテンツ業界の人からすると、すでにどうでもいいと思っている人は多いでしょうが)、キャリアは単にネットワークサービスを提供するだけの土管屋に成り下がります。

昨年の4月に、ソフトバンクモバイルが中国のチャイナモバイルとイギリスのボーダフォンと立ち上げたJIL という会社は、まさにそのような時代において、キャリアが自分たちの存在価値を守るための術を作り出すことが目的です。

彼らのかかげるウィジェット構想がはたしてうまく行くかどうか、そしてDocomoやAUといった他のキャリアがどういった対策を打ってくるか、今年はその辺に注目していくと面白い気がします。

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